AppleはiPhoneの一部機種でバッテリーの経年劣化によって意図的に性能を抑える場合があることを正式に認めました。
iOS 10.2.1以降から同措置を行う
Appleによれば、リチウムイオンバッテリーは気温が低い環境やバッテリー充電が十分でないとき、バッテリーの経年劣化によって大量の電力を消費する際の能力が低下するとのこと。このときに電子部品を保護するためにデバイスが突然シャットダウンする恐れがある模様。
これを防ぐために一時的に電力消費を緩和する機能を導入したと述べています。これによって実質バッテリーが劣化した機種の性能が落ちているようです。
この機能は2016年の「iOS 10.2.1」以降から搭載され、このときの対象はiPhone 6/6s/SE、さらに最近の「iOS 11.2」でiPhone 7も対象としており、今後も追加する計画だと述べています。
これは衝撃の情報ですね。
電子部品を保護するために仕方がないとしてもずっと使っていれば必ず起こるバッテリーの劣化で性能が落ちてしまうのは困るものです。
一部ではAppleがユーザーに新機種に買い替えさせるために意図的に同機能を追加したとも言われていますが、性能が劣化してしまうのでは確かにそう思われても無理がないですね。
具体的にどれくらい劣化すると性能が低下するのかよくわかりませんが、iPhoneのバッテリーがどれくらい劣化しているのか確かめるアプリもありますので、一応自分のiPhoneのバッテリー状況を確認しておいた方がいいかもしれません。
※追記
1年半使ったiPhone SEで性能低下問題を検証してみました。
1年半使用したiPhone SEでバッテリー劣化による性能低下問題を検証してみた
最近何かと問題の一部iPhoneのバッテリー劣化による性能低下問題ですが、約1年半前にiPhone SEを購入した時に性能測定していたので、その時の結果と今の測定結果を比較してみることにしました。
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