つい先日、任天堂より新ゲーム機「ニンテンドースイッチ」が発表されましたが、なんというか個人的にはすごく微妙な製品だなと感じました。
今回はその理由について語ろうと思います。
今となっては全く新しくないニンテンドースイッチのコンセプト
ニンテンドースイッチは据え置きゲーム機としても携帯ゲーム機としても使える「全く新しいコンセプトのゲーム機」と謳われていますが、このコンセプト今となっては全く新しくありません笑
というのもすでにAndroidやiOSではディスプレイの映像をテレビ出力できるのはもう普通のことで、ChromecastやApple TVなどを使えば簡単に無線で画面出力を行えます。
コントローラーに関しても別にスマホでも専用のBluetoothコントローラーを使用すればゲーム機と同じような操作性で利用できますし、性能に関しても最近のスマホはかなりのレベルに達しているので、よほど差別化できる性能でないかぎり目新しさもありません(映像を見た限りだと極端に高性能なものだとは思えないレベルでした)
そして何より今となってはソフトの数は任天堂ハードのソフトよりスマホ向けアプリのほうがはるかに豊富です。
任天堂にはマリオやゼルダ、ポケモンなどがあると言ってもこのスマホのアプリの豊富さに対抗するのはさすがに無理があることでしょう。
今回のニンテンドースイッチの発表を見て思ったのは、おそらくWii Uの頃にこのコンセプトで発表すれば、まあそこそこ売れたのではないかと思いますが、さすがに今このコンセプトの製品を出してもWii Uの二の舞となるような気しかしませんね。
あとはソフト次第といったところでしょうけど、正直任天堂はもうハード作るのやめて、素直にスマホ向けにマリオとかポケモンとかを出したほうが成功するのではと思いますね。Pokemon Goの成功例もありますからね。
いずれにせよ任天堂がハードを作らなくなるのは時間の問題かもしれません。
コメント
携帯電話とゲーム機比較するとかアホガキかよ
携帯電話とゲーム機を比較するな、というのはそれは視野が狭いというものです。
今や携帯電話、特にスマートフォンのゲームアプリはゲーム業界で無視できないレベルで普及しています。
かつて据え置きや携帯ゲーム機でゲームを行っていたユーザーもだんだんスマートフォンでゲームをするようになっている時代です。
こちらのファミ通さんの記事を見てみると、ゲームユーザーの推移がよくわかります。
http://www.famitsu.com/news/201606/09107833.html
こちらの記事によれば、国内のゲームユーザーは4468万人(2015年時点)、そのうちアプリゲーム(つまりスマートフォン向けゲーム)を行うユーザーはなんと3460万人、そのうちアプリゲームだけを行うユーザーは1834万人です。
つまりゲームユーザーの約80%もの人たちがスマートフォン向けのゲームをやっており、そのうち半数がスマートフォン向けのゲームしかやっていないということです。
このような状況で携帯電話(スマートフォン)と比較するなという方が無理があります。
これから批判するときはもう少し物事をよく知ってからのほうがいいと思いますよ。
批判される側も多少なりとも傷つきますので、批判するのならば人を傷つける可能性があるという覚悟を持った上で、しっかり理論立てて話しましょう。