「Windows Defender」というソフトをご存知でしょうか?
あまり知られていないようなのですが、実はこのソフトWindows8以降に標準搭載されているウイルス対策ソフトなのです。
以下では、「Windows Defender」がウイルス対策ソフトとして使えるソフトなのかその性能やPCへの負荷などから考えてみました。
Windows Defenderとは?
「Windows Defender」とは先ほど説明したようにWinodows8以降に標準搭載されているウイルス対策ソフトのことですが、同じ名前のソフト自体はWindows Vista、7にも搭載されていました。しかしこの時はスパイウェア対策のみで、ウイルス対策ソフトと呼べるものではありませんでした。
ちなみにWindows Vista、7でもWindows8以降の「Windows Defender」と同様のウイルス対策ソフトである「Microsoft Security Essentials」というソフトが存在します。このソフトは標準搭載ではなく、サイトからダウンロードする必要があります。ダウンロード(無料)は以下のサイトからどうぞ。
Windows Defenderの性能とPCへの負荷について
ウイルス対策ソフトを選ぶ上で悩むところといえば、ウイルスに対する保護性能と起動している時(リアルタイム保護時)にPCにどれほど負荷がかかるのかという点です。
Windows Defenderがリアルタイムで保護をする場合に関してはPCへの負荷はほぼありません。このあたりは常駐型の他社のウイルス対策ソフトよりも優れている点だと言えます。さすが、純正のウイルス対策ソフトというだけあります。
ではウイルスに対する保護性能はどうかといいますと、マルウェア検出においては以下のような結果が出ています。
第3者国際テスト機関「AV-comparatives」によるマルウェア検出テスト結果(参考:http://www.japan-secure.com/entry/blog-entry-292.html)
比較した16社の内Microsoftのウイルス対策ソフト「Windows Defender」は最下位です。まあ、無料かつPCへの負荷が少ないという点を考えますと妥当な結果かもしれません。
Windows Defenderはウイルス対策ソフトとして使えるか?
結論から言いますと個人で使う分には十分です。マルウェア検出では最下位という結果になりましたが、それでも検出率は90%であり、何もしないよりは全然マシなレベルです。それにPCへの負荷もほとんどないためリアルタイム保護時でも快適です。
有料のウイルス対策ソフトだと更新するたびにお金もかかる上にPCへの負荷もかかります。言うならば有料のウイルス対策ソフトでもウイルスに感染するときは感染します。
以上のことから個人用途でしたらウイルス対策ソフトは「Windows Defender」で十分だと考えます。
もちろん、会社で使う場合やウイルスに感染したら非常に困る場合は有料のウイルス対策ソフトを購入することをおすすめします。
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