先日米国で発売された「Surface Pro 3」を歴代「Surface Pro」シリーズや「MacBook Air」と比較し、その特徴についてまとめてみました。
スペック比較表
ディスプレイサイズが大きくなり、より高精細に
まずSurface Pro 3の大きな特徴としてディスプレイがアスペクト比3:2の12インチになり、解像度が2160×1440になったというのがあります。
今までのSurfaceの1920×1080(アスペクト比16:9)のディスプレイよりも正方形に近い形になり、作業領域がより広くなっています。
また、MacBook Airと比較すると解像度の差が2倍以上あります。
今回発売されるSurface Pro 3のラインナップとしてCore i3、Core i5、Core i7を搭載したモデルがそれぞれ発売されます。
各モデルのCPUの詳細は以下の通りです。
Core i3-4020Y
1.5GHz デュアルコア
Core i5-4300U
1.9GHz (Turbo Boost時 2.9GHz) デュアルコア
Core i7-4650U
1.7GHz (Turbo Boost時 3.3GHz) デュアルコア
Core i3モデルではCore i5、i7モデルのUシリーズよりも消費電力が低いYシリーズになっており、Uシリーズを搭載したモデルよりもバッテリーが長持ちし、発熱やファンノイズが軽減されることが期待できます。
Core i7モデルではMacBook Airに搭載されているGPUと同じIntel HD 5000となっており、より高いグラフィック性能が期待できます。
本体の薄型化及び軽量化
本体の厚さが9.1mm、重さが798gとなり、Core i7搭載できるPCとしてはかなり軽量で薄型のものになっています。
従来のSurface Pro(厚さ13.5mm、重さ 907g)と比較しても薄く、軽くなっており、MacBook Air(11インチ 1.08kg、13インチ 1.35kg)と比較してもその軽さは際立っています。
バッテリー駆動時間がより長く
Surface Pro 3は従来のモデルよりもバッテリー駆動時間が延びて、最大9時間web閲覧が可能となっています。
大きく高精細なディスプレイを搭載し、この軽さでMacBook Air11インチモデルと同じ駆動時間になるというのですから驚きです。
カメラなどのスペックが向上
カメラの画素数は500万画素(従来は92万画素)となり、フルHD動画撮影にも対応しました。
また、Wi-Fiは802.11acに対応し、より高速で安定した無線通信が可能となっています。
今回の「Surface Pro 3」はディスプレイの大画面で高精細になり、薄型化、軽量化、高性能化を実現しながら、バッテリー駆動時間がより長くなったという驚異的な進化をとげています。
タブレットPCとしての完成度はかなり高いものと思われます。
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