iPad mini 4ユーザーがiPad Pro 10.5を5ヶ月使って正直思ったこと

iPad 10.5 Review-10

iPad Pro 10.5インチモデルを購入して約5ヶ月が経ちました。

今回は元iPad mini 4(7.9インチ)ユーザーである自分が、長期間iPad Pro 10.5インチを使ってみて正直に思ったことについてまとめてみることにしました。

画質は最高だけど慣れる

まずiPad Pro 10.5にして思ったのはディスプレイの画質が最高だということです。

iPad mini 4でも一般的な色規格sRGBをほぼ100%カバーしていて十分高画質でしたが、iPad Pro 10.5では更に上のプロシネマ向け色規格P3をカバーし、さらに通常のディスプレイの2倍となる120Hzのリフレッシュレートを採用することであらゆる動作がヌルヌルとスムーズに動くようになりました。初めて見たときはその高画質さにiPhoneに初めてRetinaディスプレイが採用されたとき並の衝撃を受けました。

しかし、普段使っているときにその高画質さを意識することはほぼありません。時々映画を見た際に「あっ、iPad Pro 10.5ってこんなに高画質だったんだ」と思うくらいです。逆にWeb閲覧時やYoutubeで普通の動画を見る際などの一般的な用途では画面の大きさの違いを除けばiPad mini 4で見ているときとそこまで大きな差はありません。

それにたいていすぐに指紋で汚れてしまうためいちいち指紋を拭かないとその高画質さを実感しにくいのもちょっと残念な点ですね。

 

もはや実感しないレベルの高性能さ

iPad Pro 10.5はプロセッサの性能が飛躍的に向上しており、もはや一般的なノートPCの性能を超えつつあります。

その高性能さのおかげかどんなアプリを利用していても120Hzディスプレイでヌルヌルサクサク動きますし、アプリが突然落ちることもかなり少なくなりました。

とは言え、iPad mini 4でも大抵のアプリが十分サクサク動いていたので、iPad Pro 10.5でその飛躍的な高性能さを実感することは少ないです。

もう2,3年ほど前のiPad辺りからたいていのアプリがサクサク動くようになった今、これ以上の性能向上がiPadに必要なのか疑問ではありますね。

 

PCの代わりにはなる、でも使い勝手はMacの方が上

iOS 11にてiPadに多くの機能が追加され、PCのような使い勝手に近づきました。

実際にPCの代わりに使えるか試してみましたが、たしかにiPad単体でPCの代わりに使えることが分かりました。

iOS 11搭載iPadを1週間使って思ったこと - 確実にPCに近づくもMacの使い勝手には敵わない
iPad mini 4に「iOS 11 パブリックベータ版」をインストールして1週間が経ちますが、今回は実際にiOS 11をiPadで使ってみて思ったことについてまとめてみました。

しかし、その使い勝手はまだまだMacにはおよびません。というのもテキストのコピーやアプリの切り替えなどPCでは当たり前のようにできるささいなことがiPadでは地味に手間取るのです。

これは本当にささいなことなのですが、Macの使い勝手に慣れていると使っているうちに地味にストレスがたまり、使うのが嫌になってきます。

それにPCでしか使えないアプリもまだまだあるので、真の意味でiPadがPCの代わりになるためにはそうしたアプリの充実や使い勝手のさらなる向上が必要となってくるでしょう。

 

Apple Pencilの使い勝手は最高!

ここまでiPad Pro 10.5をけっこう酷評してきましたが笑

唯一iPad Proにして良かったと思えるのがApple Pencilの使い勝手の良さです。これには新たな可能性を感じずにはいられません。

というのもApple Pencilを活用したアプリ「GoodNotes 4」や「Shapr3D」などが優秀すぎるからです。

「GoodNotes 4」は紙のノートの上位互換のようなアプリで、もはや紙のノートがいらないんじゃと思えてしまうくらい便利な機能が搭載されていて、それでいて使い勝手は非常にシンプルな超優秀なノートアプリです。

GoodNotes 4
カテゴリ: 仕事効率化
現在の価格: ¥960

「Shapr3D」はApple Pencilと指のタッチを使い分けることで非常にシンプルな使い勝手を実現した製品向けの3Dモデリングアプリで、通常複雑な操作が要求される3Dモデリングが直感的な操作で行うことができ、とても簡単に3Dモデルが作成できてしまう画期的なアプリです。

3Dプリンタ出力も対応しているため自作の3Dモデルを作りたい、といった場合にも役立ちます。

Shapr3D: Think & Design in 3D
カテゴリ: 仕事効率化
現在の価格: 無料

これはApple Pencil自体が非常に優秀だと言うこともあるでしょう。iPad Pro 10.5の120Hzディスプレイとほとんど遅延なく、実際に書いているかのように滑らかに書くことができる点が素晴らしいです。

あと地味に便利なのが、ちょっと離れた距離からもApple Pencilで操作できたり、画面を汚さずに操作できる点ですね。こうした用途にもけっこう使えます笑

 

画面サイズの違いはどっちもどっち

iPad mini 4は7.9インチで、iPad Proの方は10.5インチですが、実際に両方の画面サイズを使ってみて思ったのはどっちにも良いところがあり、悪いところもあるなというのが正直なところです。

iPad mini 4は298.8gとかなり軽量で、片手持ちも楽々で7.9インチという画面サイズも手元でコンテンツを見るのにわりと十分な大きさです。特に読書的な用途ではベストなサイズ感なように思います。しかし、テーブルの上に置いて何か作業するには少し小さめな印象です。

iPad Pro 10.5も469gと比較的軽量ですが、画面サイズがやや大きめなので長時間片手で持ちながら操作するというのには向かず、どこかに置いて使うことが前提のように思われます。逆にテーブルに置いて作業する分には適度な大きさで、純正のキーボードも用意されているためキーボード作業に向いたサイズ感と言えるかもしれません。

 

まとめ

正直なところiPad Pro 10.5はどういった目的で使用するかによって買う価値が大きく変わってくるでしょう。

娯楽用として利用するのか、仕事用として使うのか、絵を描いたり、3Dモデリングをしたりなどクリエイティブな用途で使うのか。

個人的にはクリエイティブ用途なら間違いなくiPad Pro 10.5はオススメだと思います。Apple Pencilと優秀な対応アプリのおかげでiPad Proだけで様々なものが作成可能ですので、クリエイティブなことがしたいのであればiPad Proは非常にオススメです。

ちょっとした仕事用として使う場合にもiPad Pro 10.5はオススメですね。どちらかと言うとメインで使うというより補助的な用途になると思いますが、文書作成する程度ならPCよりiPadの方が向いていることは確かでしょうし、Apple pencilとGoodNotes 4でノートに書き込むように色々書けるため、考えを整理したり、アイディアをまとめたりする用途にも意外と使えます。

娯楽用として使うのであれば、どのようなシチュエーションで使うことを想定しているのかによりますね。家に置いて家族用として使ったり、みんなで映画を見たりするのがメインならiPad Pro 10.5インチか12.9インチが向いているでしょうし、個人的にスマホよりもちょっと大きめのサイズで動画を見たり、ゲームをしたり、あるいは読書用に使いたいというのであればiPad mini 4のほうが向いているように思います。

 

ちなみに今自分はiPad mini 4とiPad Pro 10.5を2つ持っている状態ですが、だいたいiPad Pro 10.5をメインで使ってます笑

同じような製品が2つあると使い分けるのも持ち運ぶのも面倒ですので、Apple Pencilでメモ的な用途に使える分、使うのはiPad Pro 10.5だけに偏ってしまいますね。逆にiPad miniでApple Pencilに対応したモデルが登場すればそっちをメインで使うことも十分考えられますね。

ひとまず言えるのは一人で使う場合、購入するならどちらか一つだけで十分ということです。くれぐれも自分の真似はしないように笑

 

以上、mini 4ユーザーがiPad Pro 10.5をしばらく使って思ったことでした。

iPad Pro 10.5購入の際などの参考にでもどうぞ^_^

 

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